【転職コラム:ゲーム業界転職④】ゲーム業界でこんな時は転職を控えた方がいい
2016年10月13日

今の会社で働くのか自分の体質に合わない、仕事内容が退屈でつまらない、上司とそりが合わない、残業が多すぎてプライベートな時間を持つことができない等、転職したい動機は人それぞれにあると思います。転職した後に後悔することがないよう、こんな時は転職を控えた方がいいという筆者なりの考えをここでは述べいたいと思います。

ちなみに、筆者が転職したいという思いに至った動機は複数ありました。対象とする市場を変えてみたい、今よりも年収を上げたい、仕事内容に幅を持たせたい等、いろいろありました。その時点では、転職を控えた方がいい理由が特に見つからなかったので、うまく転職できたように思います。転職を控えた方がいいと心のどこかで少しでも思っていると面接の時に自分が気づかないところ以外で出たりするものです。

以下を参考にもし自分に当てはまっているところがあれば、もう少し今の職場で踏ん張ってみるのがいいかもしれません。

 

1)勤続年数があまり経っていない中での転職

自分の性格が職場環境に合わないからと早合点することで安易に転職を繰り返すと、応募した会社にまたこの人はすぐ辞める人だと思わることがあるので、そのよう事は避けた方がいいでしょう。れっきとした理由があればいいのですが、面接時に転職する理由を必ずと言っていいほど質問されるので、勤続年数が短い場合はそれなりに相手を納得させることができるような説明をできるようにしなければなりません。転職エージェントから聞いた話ですが、人気企業で書類選考にかける時間は応募者一人当たりに1分程度と言われているようです。その短い時間で判断されため、職務経歴に企業名がずらっと並んでいるとあまり良い印象を与えるものではありません。

同じポストに複数の応募者がいて一つの空きしかない場合には、転職歴が多い人が不利になることも十分ありうるので注意が必要です。このような点から勤続年数が経っていない中で安易に転職するのは控えた方がいいと言えます。

 

2)今いる会社内でキャリアアップのチャンスがある

今いる会社で現在自分が持っている仕事よりも裁量権がある仕事を行えるチャンスが今後ある可能性が高い時は転職を控えて今いる会社でキャリアアップした方が近道のこともあります。転職するには採用に至るまでの時間と労力が伴います。転職したとしても転職先の新しい企業でその企業ならではのルールや仕事の運び方を一から覚えなければなりません。筆者も初めて転職した時は慣れるまで半年以上の時間を必要としました。企業によって意思決定のルートや方法が全く異なるため、それに慣れるには以外と時間を必要とします。

転職先でのキャリアアップと今いる会社でのキャリアアップの二つを天秤にかけてじっくり考えてみることも大事です。今いる会社でキャリアアップするには時間が必要以上にかかってしまい、それまで待つことは到底できないというのであれば、転職を考えてみてはいかがでしょうか。

 

3)転職時にアピールできる実績が十分にない

転職時にはアピールできる実績を数字を含めて客観的に第三者に対して説明できることが転職成功の秘訣でもあります。ソーシャルゲーム業界における数字とはプロダクトサイドに身を置いていた人の場合は、売り上げ、課金率、継続率等にあたります。実績とは既存の仕組みを皆改善することでこれだけの数値を上げることができた、または、達成することができたという内容となります。今いる会社でその実績を積めるチャンスがある場合は、転職を先延ばしにした方がいいかもしれません。新しくリリースしたソーシャルゲームを立ち上げ時からリリース後の運用に至るまで一貫して携わり、そこで実績を数値として残すことができた経験があり、更にそれを複数タイトル受け持った経験があれば一番いいと言えます。このような経験を職務経歴書に記載することで経歴書の厚みも増してきます。

面接は1時間に及ぶものもありそこでアピールできる自分の実績があるのとないのとでは、相手に与えることのできる印象が異なってきます。面接官は経歴書に記載されていないことを色々と質問してきて応募者の適正度を判断する材料を引き出してきます。引き出しが多くあることでどんな質問にも受け答えできるような余裕が出てくるので面接時の気持ちも違ってきます。このようなことからアピールできる実績があると転職しやすいと言えます。

 

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