日々の仕事の中で、違和感を感じたり、壁にぶち当たった時にふとよぎる「転職」の2文字。
しかし本当に転職活動をするのは、なかなか腰が重くなりがちですね。
転職活動の際に多くの人が求める「キャリア達成感」「会社環境」「私生活環境」。
この3つを「3大基準」ととらえ、それぞれの角度から転職活動を考えます。
はたして、前向きで実りある転職活動とは?
今回は第2回、【転職活動のタイミング編】です。
転職活動を始めるタイミングや具体的な動き方についてご紹介いたします。
●キャリア達成感としてのタイミング
「どこまでのキャリアを今の仕事で身につけるか」
自身のキャリアは、これから仕事をしていく上で必ず求められてくるものですね。
キャリアアップ、キャリアチェンジいずれで考えていらっしゃる場合も、
一旦立ち止まって考えておきたいのは、今の仕事で身に付けられるものはもう無いのか?という事です。
まだ身に付けられるものがある場合、それらを身につけてから動くというのも手ですよ。
「今の会社では、ほしいキャリアがもう身に付けれれません!」と声を大にして言える様にしておくと、
転職の面接でも説得力が増すからです。
具体的に、「いつまでに○○を身につける。それが身に付いたら、転職する」等の目標を立てると
自身のやる気もアップして行動的になれます。
また、転職先で身に付けたいキャリアを明確に持てているかどうかも重要です。
自分に必要な要素がはっきりと分かったら、その時は転職活動の始め時です。
●会社環境としてのタイミング
「今の仕事の引継ぎができること」
引き際が悪くては、せっかくの転職も後味が悪いものになってしまいます。
仕事の仲間が減るということは、残ったメンバーに多少なりとも迷惑をかけることですから、
きちんと引継ぎができる状況かをどうかを確認しましょう。
今進行している仕事や、それに関する資料がまとまっていない場合は、まとめられる目処を立てましょう。
引き継ぐ後輩が育っていないときは、最低限引き継ぐ内容が分かるまで育ててあげましょう。
それらを含めて、転職先に持っていけるキャリアとなります。
また、ひいきにしてもらっている取引先にもきちんと仕事を納められる環境作りも重要です。
場合によっては次の会社でも取引を依頼することになります。
転職の際にスマートに仕事を納められるよう、常日頃から仕事のスケジュールを把握しておきましょう。
最後に、関わっている仲間に転職への前向きな気持ちをしっかり説明できるようになれば、
もう明日にでも転職活動をスタートできる状態ですね。
●私生活環境としてのタイミング
「相談できる環境を作っておく」
私生活は全ての屋台骨となってくる部分ですから、
転職活動をするにあたって必ず根回しをしておきましょう。
パートナーがいる人は、経済的に支えてもらうことが出てくるかもしれませんし、
実家暮らしの場合は、転職に対していい印象を持たない世代のご家族もいるかもしれません。
ここでも、転職することで手に入れたいキャリアや環境を、前向きに説明できるようにしましょう。
家族や仲間は身内なのですから、納得さえしてくれれば転職を全力で応援してくれる頼もしい存在です。
転職活動を始めると、悩みや相談事が格段に増えます。
家族に話せるようにしておくことで、あっさり解決することもあるかもしれませんよ。
いずれの角度においても、重要になってくるのは
転職で得たいものは何かを把握すること、前向きに挑む意思。
そしてかかわる人たちへのしっかりした根回しです。
それらを準備することで、転職活動は面白いくらいスムーズに進んでいきますよ。
次回は【転職をするための準備編】
タイミングがつかめたら、いよいよ準備にかかりましょう。
転職活動のツールやルートをご紹介いたします。