WEBデザイナーの平均年収は?年収をあげる方法は?
2020年11月20日

 

WEBデザイナーは、WEBサイトのデザインを担当する職業で、仕事の出来栄えは、サイトの見た目だけでなく、使いやすさ、サイトから得られる成果にもかかわります。

“デザイナー”という言葉からビジュアルに関する仕事というイメージが強いですが、サイトの設計の部分も手掛けており、プログラマーに近い要素も持っている職業です。

本記事ではそんなWEBデザイナーの仕事内容や気になる年収について紹介していきます。

 

WEBデザイナーの仕事

WEBデザイナーの主な仕事は、企業および個人のWEBサイトのデザインです。

構成、レイアウト、デザインといった見た目の部分だけでなく、HTML、CSS、JavaScriptなどの言語を使用したコーディングという形でサイト設計にかかわる作業も行います。

“デザイナーなのに設計の部分にもかかわるの?”という疑問が沸く人もいると思いますが、本来“デザイン”という言葉は“設計”という言葉と同一であったため、“見た目にかかわる設計をする人”という考え方をすればそこまで不自然なではないといえるでしょう。

 

WEBデザイナーの平均年収

 

“平均年収ランキング”(https://doda.jp/guide/heikin/ 調査:doda、期間:2018年9月~2019年8月)のデータによると、WEBデザイナーの平均年収は347万円で、男性のほうが若干高めとなっています。

 

・全体:347万円

・男性:391万円

・女性:327万円

・20代:309万円

・30代:373万円

・40代:412万円

 

2020年9月に国税庁が発表した“令和元年分民間給与実態統計調査結果について”(https://www.nta.go.jp/information/release/index.htm#nta)によると、2019年時点の日本人の平均年収は約436万円となっており、日本全体で見ると年収は低いといえます。

なお、前述した通りWEBデザイナーはサイトの設計の部分にかかわる仕事も行うことから、デザイン(Illustrator、Photoshop)もコーディングもできるレベルでのデータと考えておくべきでしょう。

 

会社で働く場合

G-JOB転職、G-JOBエージェントの転職情報に掲載されている求人データ(2020年11月時点)の給与部分は“月収20~40万”、“年収200~500万”、“前職をベースに考慮”など、かなり幅が広くなっています。

このことから、会社で働く場合の年収は前述のデータを前提としたうえで、自身のスキルによって変化していくと考えられえます。

 

WEBデザインは必ずしも社内で行う必要はないため、毎月給料を払う必要がある社員よりも外注に任せたほうが安上がりになることがあります。

会社で働くならば、JavaScriptやPHPをはじめとしたプログラミングスキルの他にも、クライアントとの関係構築能力、社員の視点を生かしたツールの提案といった独自の強みを持つことが必要になりそうです。

 

フリーランスで働く場合

フリーランスで働く場合は、仲介役を通さず、より自由に企業とのやりとりを行える他、自分で作業した分がそのまま自分の売り上げになるといったメリットがあります。

反面、案件がなければ売り上げはゼロとなってしまいますし、経験年数やスキルによって案件単価が左右されてしまうといったデメリットもあります。

また、案件単価は内容によってさまざまで、一通り並べると以下のようになります。

 

・トップページ(PC単体):50,000~130,000円

・トップページ(スマホ単体):40,000~100,000円

・トップページ(レスポンシブウェブデザイン):80,000~160,000円

・下層ページ(PC単体・スマホ単体):20,000~50,000円(A4サイズ2枚程度の長さ)

・下層ページ(レスポンシブ):20,000~70,000円(A4サイズ2枚程度の長さ)

・派生ページ(PC単体・スマホ単体・レスポンシブ):10,000~35,000円(A4サイズ1枚程度の長さ)

・ランディングページ(PC単体):60,000~200,000円

・ランディングページ(レスポンシブ):100,000~250,000円

・バナーデザイン:5,000~50,000円

・バナーデザイン(リサイズ):5,000~20,000円

(参考:ホームページ制作 費用・料金の相場一覧【2020年改訂版】)

 

ランディングページ(レスポンシブ)の最高額である250,000円ならば、年14本本受注することでWEBデザイナーの平均年収を上回りますが、逆に最低単価の5,000円では694本受注する必要があります。

さらに、経験年数やスキルで案件単価が変化していくことを考えると、フリーランスでの活動を考える上で平均年収はあまりあてにならないと考えてよいでしょう。

少なくとも、会社で働くよりも自身のスキルが重要になってくることは確かです。

 

未経験でWEBデザイナーとして働く場合

未経験の状態からWEBデザイナーとして働く場合は、社員としてどこかの会社に入社する形がほとんどです。

これは、前述のとおりフリーランスは自身のスキルが非常に重要であるため、未経験の状態ではまともに仕事を受けることができないからです。

また、仮にWEBデザイナーに必要なスキルを持っていた場合でも、自身の能力を証明する実績がないため、仕事を受けることが難しくなるという理由もあります。

就職までにどれだけのスキルを獲得したかにもよりますが、おおむね平均年収の347万円やそこから一回り下が目安となるでしょう。

 

副業でWEBデザイナーとして働く場合

副業でWEBデザイナーとして働く場合は、フリーランスで仕事を受注することになります。

そのため、前述のとおり平均年収はあまりあてにならないと考えてよいでしょう。

少なくとも、WEBデザイナーを本職とするよりも仕事に割ける時間などは短くなるため、非常にスキルが高いということでもなければ、年収は平均を大きく下回る内容になると考えられます。

 

海外のWEBデザイナーの平均年収

Hongkiatが発表した各国のWEBデザイナー平均年収(2019年12月31日時点 https://www.hongkiat.com/blog/designers-developers-salaries-worldwide/#WEB_designers)は下記の通りとなります。

 

スイス:805万円

アメリカ:546万円

ドイツ:433万円

オーストラリア:422万円

ニュージランド:378万円

日本:357万円

イギリス:333万円

香港:317万円

ロシア:112万円

 

国によって物価や税率などが異なりますが、金額だけで見るならば主要国家の中には日本よりも年収が高い国が多いようです。

しかし、それぞれの国家間で言語や文化、時差といった賃金以外の違いがあるため、年収だけを理由に他の国にいるクライアントに自分を売り込むということはオススメできません。

 

WEBデザイナーが年収を上げる方法

 

仕事の幅を広げる

社員、フリーランスのどちらの形態で働いている場合でも考えられる手段です。

ディレクション、マーケティング、SEOといったさまざまな知識を身に着けることで受注できる仕事の幅が広がり、より多くのクライアントや単価の高い案件を獲得するチャンスにつながります。

 

言語の習得

こちらもフリーランスのWEBデザイナーが年収の向上を目指す際に考えられる手段ですが、前述のものに比べると多少難易度が高いかもしれません。

フリーランスのWEBデザイナーには高いスキルが求められるので、CSSやHTML、Javascriptといった有名な言語ではなかなか年収アップにはつながらないでしょう。

正社員として働く場合は、仕事の中で言語を覚えていくことができるかもしれません。

 

キャリアアップ

こちらは社員として働く中で年収の向上を目指す場合に考えられる方法です。

“平均年収ランキング”(調査:doda、期間:2018年9月~2019年8月)では、WEB467万円、ネットワークエンジニアなら457万円と、より良い年収条件となっています。

入社した会社の規模や状態にもよりますが、勤続して高いキャリアを目指すことで、年収を向上させることができるでしょう。

 

副業

キャリアアップと同じく、社員として働く人が年収の向上を目指す場合に考えられる方法です。

どのような副業を行うかにもよりますが、大抵はフリーランスとして活動し、クラウドソーシングサイトに登録したり、知人などの人脈を頼ったりして案件を獲得していくこととなるでしょう。

本業と両立が難しい、休日にも仕事を行うこととなる、実績が少ないうちは案件を獲得できず収入が伸びない、そもそも会社の規定で副業が禁止されているなどの理由から、一定以上の能力がなければ難しいかもしれません。

フリーランスへの転向、キャリアアップ、転職への準備として行うのがよいかもしれません。

 

転職

こちらも社員として働く人向けの案で、キャリアアップに近い内容です。

高い収入を提示している求人に応募して転職することができれば、早く、確実に収入を向上させられます。

また、JavaScriptをはじめとしたプログラミング言語を学んでいれば、プログラマーやシステムエンジニアのような他業種も選択肢に入ります。

 

まとめ

WEBデザイナーは仕事の幅が広く、経験を積めばさまざまな職業にキャリアアップや転職していける選択肢の広さが魅力です。

反面、平均年収はあまり高くなく、WEBデザイナーだけで生活をしていくならばフリーランスとして成功する必要があるなど、金銭面ではつらい職種ともいえます。

WEBデザイナーを目指すならば、最終的にどのようなキャリアを目指すのかといった長期的なビジョンを作っておくことが必要です。

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